【髙橋ひかる】作品を通して知らなかった自分と出会う♡ 主演ドラマへの思いとは?
作品に入ると知らなかった自分に出会える
フレッシュな気持ちで挑む新しいお芝居にワクワク!
この夏、連続ドラマ『ハレーションラブ』で主演を務めるひかる。実は、演技の仕事は半年以上ぶり。久しぶりのドラマ出演で改めて感じる思いを語ってくれました。
「久々にお芝居することに対して、やっぱり緊張感はあります。でも、それ以上に台本を読んでいるだけですごくおもしろくって、演じるのが楽しみ!
台本に書かれていることって、ほとんどが会話なので読んでいて人物像は浮かんできても、そのシーンがどんな街で繰り広げられてるかみたいな、景色までは簡単には想像できないことが多いんですよ。
でも今回の『ハレーションラブ』は、台本を読んだだけで登場人物の気持ちからそのシーンの背景まで、情景がありありと浮かんできたんです。そういう意味でも、今までやってきたドラマとはどこか感覚が違う部分があるかも。
実際に現場に立ったり、ロケで街に出たりしたら、自分が想像していた情景が鮮明になるのか、はたまた違う感情が出てくるのか、どうなるんだろうと考えるとワクワクしますね。
それと、もうひとつ新しい感覚を味わえそうだなと思っているのが、今回演じる深山朱莉という役どころ。わたしが今まで演じてきたのは、なぜかクセの強い役ばかりだったんですよ。
彼氏が死んじゃって幽霊になるみたいな影のある役だったり、コスプレ少女みたいなコメディ全開の役だったり、すごく極端で。それが今回は、ストーリー展開はスピーディなサスペンスだけど、演じる朱莉という人物はすごく普通の女子大生。
それに原作のないオリジナルストーリーなので、台本を読んだときや現場に入ったときに感じる自分の感情が役をつくるのに大きく影響するという環境も、わたしにとっては新鮮!
自分のこれまでの人生を振り返って確認しながら役作りをしていくことになりそうなので、それも新しい経験になるだろうなと思っています。ちなみに主演という立場へのプレッシャーは感じていません。
作品のなかではどの役も、ひとりひとりが重要だから、そこに特別な意識を持ってないんです。ただ、主演だと必然的に登場シーンが多く、現場にいる時間が長くなるのはうれしいところ。
共演者の方以外にもスタッフさんとのコミュニケーションもしっかり取れて、関係性を作れるっていうところは、主演の醍醐味。それを存分に味わいたいです!」
お芝居に取り組む姿からは、キラキラしたオーラが感じられる。その一方で、作品に入ると役の心情の影響を受けやすいタイプだと言います。そんな女優スイッチが入っている時期のひかるに起こる変化とは?
「お芝居期間に入ったほうが心のブレがないかも!作品に入っていない普段のわたしは、すごい明るいときもあれば、全然しゃべらず落ち着いてるときもあったり、テンション感が日々変動するんです。
雑誌の撮影をした翌日にバラエティの収録みたいに、毎日行く現場が違って、お仕事をする相手も変わるのが当たり前の環境。だから生活リズムもバラバラで、それによって感情が上下しやすくなってるみたい。
それがドラマなどの作品に入ると、同じ現場に通って、同じメンバーと会うっていう状況が毎日のように続いてルーティンができるからメンタルが安定するんです。だけど、役に引っぱられるタイプだから、そのときの役によって現場での立ち居振る舞いは変わるかも。
今回の役はそんなに影響を受けないかなと想像してるんですけど、でもストーリーが進むとヘビーなシーンも多くなるから、意外と暗くなってるのかも……。ただ作品に入ってるときの自分がどんなふうなのかは客観視できないので、終わってからいろいろ気づくんだろうなぁ。
振り返ってみると、いつも作品を通して知らなかった自分と出会えるので、今回はどんな発見があるのか楽しみです!」
Check!『ハレーションラブ』
毎週土曜23時30分〜放送中(テレビ朝日系)
亡き父が残した写真店を母と一緒に営む女子大生・深山朱莉(髙橋ひかる)と、2人の男性が出会った頃から街では不穏な事件が続発し、過去の恐ろしい真実があぶり出される!?スリリングな展開に目が離せないラブサスペンス!
撮影/永瀬沙世 スタイリング/稲葉有理奈(KIND) ヘア&メイク/サイオチアキ(Lila) モデル/髙橋ひかる(本誌専属) 取材・文/政年美代子 撮影協力/PROPS NOW、EASE