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第25回:“ちょうどいいブスの天敵”とは……

第25回:“ちょうどいいブスの天敵”とは……
こんにちは。「ちょうどいいブス」との呼び声高い(笑)、女芸人の山﨑ケイです。

この連載ではちょうどいいブスの生態やちょうどいいブスがとるべき恋愛テクニックなどをご紹介してきましたが、今回は「ちょうどいいブスの天敵」についてお話ししたいと思います。

かわいい子世界の中でのちょいブスが、ちょうどいいブスの戦場を荒らしている!

最近、女優さんとかが「ブス会」とかやってるじゃないですか。あれ、ちょうどいいブスにとってかなり邪魔な存在なんですよね(笑)。こっちのうまいことハードル下げてるやり方を、本当にかわいい人にやられてちゃうとこっちの立場がなくなるじゃないですか。 

最近アイドルの子たちもそうですよね。アイドルなのにバラエティもできる、みたいな子が増えてきたじゃないですか。アイドルにしてはかわいくないみたいなのを売りにして、周りから「お前アイドルだけどブスだからな」とかいじられて、しかもそれを上手に自虐で返してるじゃないですか。

そのやりとりを傍で見ていてうまいなぁと感心しますけど、私的には商売あがったりでめっちゃ邪魔です(笑)。要は商売敵なわけなんですよ。 

かわいいほうの下のほうといいますか、上の下ランクの女が「私、ブスですから」みたいな自虐で、私たちの戦場を荒らしてくるんです。ねずみにとっての猫、ちょうどいいブスにとっての天敵と言えますね、このアイドル系自虐ブスは。 

そういう子たちってなぜか私みたいな女を見つけると寄ってくるんですよ。「似たものを感じます」とか言って人懐っこく。そうするとこっちもうれしくなっちゃうんですよ。だから嫌いじゃないんです。むしろ好きかもしれません。でも邪魔なんです(笑)。

彼女たちにとって「私、ブスなんです」と自虐することは、美女世界の中ではいまいちな容姿で戦い抜くために手に入れた武器なわけじゃないですか。だから頭ごなしに否定はできませんよね。

アイドル系自虐ブスからはなるべく遠ざかるのが最大の自衛!

でも「ちょうどいいブス」よりはだいぶ容姿レベルが上の存在ではあるんで、一緒のグループにいるのは危険ですね。ちょうどいいブスが「私、ちょうどいいブスって言われるんですよ」なんて言おうもんなら、「私もブスって言われる」とかぶせてきます。

そうなったら、自分のブスが際立つだけでなく、より容姿がよい子の自虐にみなの注目が集まりまってしまい、ブスの言い損です。それになんだかんだいって男だって、自虐ができる本当のブスより、自虐もできるそこそこかわいい子のほうがいいに決まっています。

私がとっているモテるための対策が、アイドル系自虐ブスがいることで、すべて無下にされてしまいます。だからできる限り一緒に行動しないようにするのが最大の自衛方法といえますが、職場が一緒だったりどうしても避けられない関係性ならば、攻略法を学ぶ必要があります。

次回は、ちょうどいいブスが生き抜くためのアイドル系自虐ブス対策方法をレクチャーしたいと思います。

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山﨑ケイさん 
profile 
NSC東京校 13期生、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑い芸人。
相方の山添寛さんとコンビ「相席スタート」を結成し、男女のちょっぴりエロい日常をネタにしたコントや漫才で人気を博す。
ツイッター https://twitter.com/kbbyky

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