第24回:“ちょうどいいブス”が考えるブスFILE
この連載では「ちょうどいいブス」についての考察をお届けしていますが、ブスにはちょういいブス以外にもさまざまなジャンルがある、ということをお伝えしてきました。今回はそんなブスの分類をするブスFILEの最終回をお届けします。
ブスFILE09:あるパーツだけはイケてるからこその悲劇【自撮り美人ブス】
よく私は人から「目も鼻も口も顔の全パーツが平均してちょうどいいブスだよね~」なんて言われるんですけど(笑)、実はこのおかげで「自分は美人だ」と勘違いしないですんだのかなとも思っています。あなたの周りにもいませんか?
目だけは大きくぱっちりしているブス。
あごだけはシュッとしてるブス。
鼻が外国人のように高く彫りの深いブス。
思い当たる人がみなさんいたのではありませんか?世の中、この手のブスがたくさんいるんです。メイク技術や自撮り技術がどんどん発達して、自撮りだと美人に見えるという新種ブスがこのタイプです。
これで何が起こるかというと、この手のブスはSNSなどで美人に偽装した写真などをアップするうち、「かわいいね」などとおだてられ、本気で自分が美人、もしくはかわいいと勘違いしてしまうのです。
しかし悲しいかな、現実ではブスはブス。周りに痛い女だとひそひそされないうちに、今一度公平な目で自分の顔を客観的に判断するようにしましょう。それには映像だとわかりやすいかもしれませんね。
ブスFILE10:恋愛テクニックを駆使して男を虜にする【小悪魔ブス】
女たちからは「あの子ブスなのになんでモテるの?」と、いぶかしがれながらもどこか尊敬を集めるタイプのブスがいます。それを小悪魔ブスと呼んでいます。
小悪魔ブスの特徴は、ビジュアル的には中の中から中の下くらいで、圧倒的なブスではありませんが、学校や職場にいたら決して美人の部類には入りません。でも男の切れ目がありません。それはなぜか。そう、それは恋愛テクニックに長けているから。
まずは「こいつならいける」という嗅覚が鋭いのが特徴です。普通のブスは圧倒的にイケメンに惚れたり、また美人は自分からはアクションを起こさないことが多いのですが、小悪魔ブスは無理目の男は狙わず、いけそうな男をターゲットにするので、無駄打ちがありません。また女同士群れず「単独行動」をとるので、そこに隙が生まれ、男性から声がかかりやすくなります。
その他、思わせぶりな態度や背が小さいアピール、ちょっとした陰を見せる、聞き上手で甘え上手など、あらゆる恋愛テクニックを駆使してブスなのに男を振り向かせることに成功しています。
このあたりの恋愛テクニックは「ちょうどいいブス」の私としてもぜひ参考にしていきたいところですので、今後連載の中でも特集していければと思っています。
以上、10パターンのブスを紹介しましたが、あなたは何ブスでしたか?
いやいや、ブスじゃないって?ふふふ、それは【自覚なしブス】という11パターン目のブスかもしれませんよ。
次回からはまたちょうどいいブスについての考察に戻らせていただきます。
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山﨑ケイさん
profile
NSC東京校 13期生、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑い芸人。
相方の山添寛さんとコンビ「相席スタート」を結成し、男女のちょっぴりエロい日常をネタにしたコントや漫才で人気を博す。
ツイッター https://twitter.com/kbbyky