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とりあえず3年過ぎたけど…転職する?しない?【25歳のターニングポイント3】

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とりあえず3年過ぎたけど…転職する?しない?【25歳のターニングポイント3】
会社がとにかくブラックで…仕事がつまらなすぎて…社会人に仕事の悩みはつきものですよね。一般的に一つの区切りと言われる社会人3年目。新人の領域を卒業すると同時に、仕事全体の量も責任も増えてくる時期ではないでしょうか。【25歳のターニングポイント】第三回目のテーマは転職。今回も「女性マネージメントのプロ」川崎貴子さんが転職のお悩みを一刀両断!

CASE1:自分のやりたい仕事だけど激務

基本的に毎日終電帰り…やりがいはあるけど、プライベートの時間はほぼなし。
仕事自体は「自分がやりたいこと」なんだけど、もう疲労MAXで限界!!
...これって転職?

NOT転職!やりたいことやれてるなんて最高!

自分がやりたい仕事ができるなんてそうそうないこと。すぐに転職は少しもったいないから、先ずは仕事の全体像を整理してみて。
もしかしたら仕事の優先順位がついていなくて自分を苦しめているだけかもしれない。明後日やればいい仕事を今日やっているかもしれない。仕事の振り分けや優先順位がつけられないなら、上司に相談しましょう。「なんだ、これは今週やらなくていいじゃん」って気づくかもしれないでしょ。

あと、部署の仕組みや会社のシステムを見直すのもあり。
ココは外注の方が効率いいと思ったら、これも上司に提案してみて。「今後、この仕事のシステムが変わらなかったら、私が辞めたあとに入った人もみんな辞めますよ」って私なら言う(笑)。そして、私が上司の立場なら、そんなこと部下に言われたら確実に慌てるわ。上司や会社が全く相談に乗ってくれずに改善されない場合は、迷わず転職しましょうね。長い仕事人生では体が一番の資本です。

CASE2:人間関係最悪!

上司とどうしてもそりが合いません。
自分がやりたい企画は絶対に通らないし、上司のことがキライなので、正直話したくもありません。これって転職?

NOT転職!「この人キライ」とか言ってる場合じゃない

あのね、上司って自分の好きな人とか嫌いな人とか、プライベートのような対象者ではないの。上司は自分が会社で成長するための「武器」なのよ。苦手な人がいたら、その人をいかに動かすかっていう、「攻略ゲーム」だと思ってみて。

嫌な上司がいるなと思ったら「よっしゃ」と思わなきゃ。ラスボスを倒すまで人を動かすスキルが上がり続けるんだからね。どこの会社にも苦手な人は絶対いるから、自分が成長したほうが早いの。こうやったら人は動くんだ、こう言ったら好感を持たれるんだ、こういう会議で企画が通るんだっていうスキルを身につけられたほうが、転職よりも効率がいいでしょうね。

これはプライベートでも使えるスキルです。「義母」とか「近所のうるさいおじさん」とかそのうちもっとすごいラスボス出てくるわ(笑)。「この人キライ」とか言ってる場合じゃないのよ。スキルアップのチャンスと捉えてみて。

CASE3:定時だけど仕事の意味が見出だせない

17:00には仕事も終わってほぼ定時上がり。
でも単純作業の繰り返しで、自分の仕事に意味が見出せません。
このまま数字入力しかできないおばさんになるの?もう転職?

NOT転職!まずはやりたいことを明確化

まずは何がしたいのかを明確化しないとだめね。辞める前に自分はどんなことをしたいのかを考え直して。

やりたいことが会社内にあるかもしれないから、まずは探してみて、希望の部署があったらすぐに立候補しましょう。営業やってみたい、広報やってみたいとか。やりたいことがみつかったら「やりたいやりたい」って社内の人に挨拶するたびに言ってみましょう。

「仕事がつまらない」と思ったときは「本当にやりたいこと」を探すチャンス。
自分でこういう仕事につきたいって考えるいい機会だわ。しかも17:00に仕事が終わるなら、仕事終わりに勉強できるじゃない!資格の勉強や、学校にも行けるかも。お給料確保しながら勉強できるって素晴らしいこと。あなた、ラッキーよ。

CASE4:やりがいなし、入る会社も間違えた

仕事にやりがいもないし、業務量膨大で毎日残業…体力的にももう限界。
いかにも昭和な会社の体質を一人でかえていくのは不可能。これって転職?

転職!ただし転職の目的を明確化

じゃあ聞くけど、やりがいって何?先ずはご自身のやりがいを明確化することが重要ですね。転職の目的がすごくふわっとしてると、次の会社でも同じセリフを吐く羽目になりますよ。

たとえばそういう女性に転職先の希望を尋ねると「うーん、表参道か、銀座にあって、女性が多くない会社が良いです」と。前職のトラウマ最優先で転職先を決める人も多くて、前職で女性が多くてギスギスしていたから「女性があまりいない」というのが一番重要になっちゃってる。これでは思い通りの転職はできないでしょうね。

もし転職するって決めたら、自分がどうやって働きたいか、仕事内容や職場環境を含め、ビジョンを明確化して。転職先を探すときは会社のイメージだけじゃなくて、SNSを活用して働き方や雰囲気も調査してくださいね。
エージェントを使うのもおすすめ。表には出てこない内部事情も、人材紹介会社の人は知ってることが多いから。「女性が出世する会社」と思って入ったら、出世してるのはみんな社長の愛人だった!となる前にね(笑)。転職も情報戦ですよ。

「女性マネージメントのプロ」川崎貴子さんに転職のお悩みにお答えいただきました。川崎さんによると「もっと周りに相談していいのよ」とのこと。一人で悩む前に、上司や先輩に相談したら解決することも多いかもしれませんね。次回のテーマは留学。あこがれの留学のお悩みを解決します。

取材・文/奥家沙枝子

今回お話をお伺いしたのは…

川崎貴子さん

1972年生まれ。埼玉県出身。

1997年に働く女性をサポートするための人材コンサルティング会社(株)ジョヤンテを設立。女性に特化した人材紹介業、教育事業、女性活用コンサルティング事業を展開。女性誌での執筆活動や講演多数。著書に「結婚したい女子の為のハンティング・レッスン」「私たちが仕事を辞めてはいけない57の理由」「愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。」「上司の頭はまる見え。」がある。株式会社ninoya取締役を兼任し、201611月より、働く女性の結婚サイト「キャリ婚」を立ち上げる。婚活結社「魔女のサバト」主宰。女性の裏と表を知り尽くし、フォローしてきた女性は1万人以上。「女性マネージメントのプロ」「黒魔女」の異名を取る。11歳と4歳の娘を持つワーキングマザーでもある。

■魔女の夜会~第八夜~1121900開催!

恋に結婚にお悩みの独身女性の皆さま、今年最後の夜会です。

http://peatix.com/event/203179/published

■働く女性に納得の出会いを「キャリ婚」

https://carricon.jp/membership-join/male/

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