第22回:続・“ちょうどよくないブス”を分類する。
ブスにはさまざまなジャンルやカテゴリーがあるというお話をしてきましたが、今回も引き続き、巷にはびこるさまざまなブスを紹介しようと思います。
ブスFILE05:私は男心を熟知してます!【男目線ブス】
女性でありながら、なぜか「私は男心がよくわかる」という立ち位置のブスがたまにいます。それだけなら別にいいのですが、なぜか男目線で女性が引くようなことを言ったり、さらにひどい場合は女性を攻撃するような言動を取ることがあります。
たとえば男同士のえげつない下ネタ会話に入り込み……
男A「昨日の合コンの女持ち帰ったんだけど、まじですげーくさかった」
男目線ブス「うわー、あのニオイだ。わかるわかるw」
私が分析するに、こうすることで、「自分はあなた方の敵ではありません。女なんかくそくらえですよね」と男性へ媚び、ブスであることを免じてもらおうとする深層心理があるのだと思うのです。
このやり口は男友達の輪に入ってそれなりの優越感を感じることはできるとは思いますけど、私の好きなタイプのブスじゃないですね(笑)。
ブスFILE06:私たち女子の世界は私たちだけのもの!【女子校ブス】
女性が数人集まると、男性を小ばかにするようなうわさ話や発言を繰り返し、女同士の結束を深めていくタイプのブスを【女子校ブス】と呼んでいます。
これは女子校出身者に多く見られがちなものの、もちろん女子校出身がこのタイプにみながなるわけでもなく、また共学校通いでもこの手のタイプは大勢います。
ブスに生まれると、男子の厳しい目にさらされることが増え、そのせいで男性に対する潜在的な苦手意識を抱いてしまう確率が増えるわけですが、同じような立場の女性が集まることでそのトラウマから逃げ出すべく、「男は敵である」という概念を生み出してしまうのです。
ブスゆえの悲しき運命ですが、周りから見ると「これだからブスは……」とよりブスである個性を増幅させてしまうので、ブスの処世術としては得策ではないと考えますね。
次回も引き続き、ブスの分類について考えていきたいと思います。
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山﨑ケイさん
profile
NSC東京校 13期生、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑い芸人。
相方の山添寛さんとコンビ「相席スタート」を結成し、男女のちょっぴりエロい日常をネタにしたコントや漫才で人気を博す。
ツイッター https://twitter.com/kbbyky