最初に必要なお金はどのくらい!?【ひとり暮らし】の予算&お悩み相談
Q.最初に必要なお金はどのくらい!?
A.契約時には家賃×最大6ヵ月分+aが必要!
家賃以外にも敷金や礼金、鍵交換費用がかかることも
敷金や礼金、前家賃などをあわせると、だいたい家賃の6ヵ月分のお金がかかります。入居にあたり鍵を取りかえる費用や、保証人を立てず保証会社を通す場合はその費用がプラスされる場合も。
たとえば7万円の家賃では......
敷金:140,000円(2ヵ月分)
礼金:70,000円(1ヵ月分)
仲介手数料:77,000円(1ヵ月分+税)
前家賃:70,000円(1ヵ月分)
火災保険:15,000円
合計 372,000円
Q.契約以外にもお金はかかる?
A.25万円前後は見ておくべき!
水道や光熱費の分も忘れずに準備を
電気・ガス・水道代もかかります。最初は多めに見積もって準備するべし。都市ガスとプロパンガスでは料金が異なるので、最初に確認をしましょう。
引っ越し費用
約2万〜10万円
移動距離や荷物の量によっても料金は異なりますが、春の繁忙期は特に料金が上がるので、土日を避けたり時間指定しないなど、見積もりをとり比較したほうが◎。
家具・家電購入費
約10万〜15万円
ベッド、テーブル、洗濯機など、引っ越しの際には家具・家電をそろえなければいけないことがほとんど。知人から譲ってもらったり、中古品で安くおさえるのもテ。
生活用品購入費
約2万〜5万円
実家暮らしではかからなかった生活用品代が、実はけっこうな出費に。掃除・洗濯グッズなどリスト化して、入居時にすぐ必要なものと、あとから買えばいいものを分けて。
春から上京したいガールがプロのアドバイザーに相談!
教えてくれたのは
小林朗子さん
整理収納アドバイザー、宅地建物取引士。整理収納コンサルティングや執筆、セミナー活動に従事。
相談者は
中里日和さん(C大学4年)
大学を卒業して春から美容部員に。配属先が決まり次第、ひとり暮らしを始める予定。
お部屋だけでなくマンションの共有部までしっかりチェックを!
日和さん(以下日):春から就職を機にひとり暮らしを始めようと思うのですが、はじめてのことなので不安です。特に東京は人が多いから、電車とか通勤ラッシュがネックになるなぁと。
小林さん(以下小):比較的乗ったことがあり、雰囲気がわかっている路線がおすすめ。満員電車や遅延が多い路線もあるので、バスも含め通勤手段は何通りか確認しておくことも大切。
日:そもそもひとり暮らしの相場がわからないのですが、最初はどのくらいの家賃が無難ですかね?
小:基本は手取りの3分の1くらいが相場ですね。
日:そしたら6〜7万円くらいですかね......。
小:割安を求めるなら、快速や急行が停車しない駅を選ぶのがおすすめ。あとは駅までの距離がのびると価格も下がる傾向です。ただ、夜道が危ないから駅から遠すぎるのはおすすめできないですね。昼と夜とでは雰囲気が全然変わるので、日中と夜、1度街を歩いてみるのが◎。
日:物件選びで見るべきポイントはありますか?
小:マンションの管理状態ですね。共有部があまりにも汚れていたり、メンテナンスされていないところは後々トラブルの元にも。あとはリノベーションされていても窓側のサッシが古かったり、フローリングが薄かったりする場合があるので、ちゃんと見たほうがいい。
女性向けの不動産会社もあるので、そういうところに相談をしてみるのもいいと思います。
日:なるほど、ありがとうございます!
文/一石沙永加