第19回:“ちょうどいいブス”が駆使するべき○○○系下ネタとは?
今回は前回に引き続き、「ちょうどいいブスがすべきちょうどいい下ネタ講座」をお届けします。
前回、「実体験を赤裸々に告白するビッチ系下ネタ」と「豪快下品にエロをネタにするアメリカン系エロ」はともにNGだということをお話しました。
ではどんな下ネタがちょうどいいのでしょうか。
それはずばり“大和なでしこ系下ネタ”です。
下品になりがちな直接的エロワードは封印する!
“大和なでしこ系下ネタ”ですが、まずは直接的なエロワードは封印するのが鉄則です。“セッ○ス”“フェ○チオ”といった過激で直接的なエロワードは使いません。何よりも下品ですし、私がモットーとする<ユーモアのある下ネタ道>からは反します。
直接的なワードを封印するだけでなく、セッ○スのことを“ヤる”と言ったり、男性が使うような隠語も下品になりがちなので避けたほうがいいでしょう。
ではいったい直接的なワードを使わずにどのように“エロ”を表現するのか、その例をご紹介しますね。
エッチした、という事実をエロワードを使わず伝えるには?
たとえばこんなシチュエーションはどうでしょう。とある合コンがあり、あなたは男性A君と意気投合し、みんなに内緒でふたりで抜け出したとします。そして翌日、合コンに一緒に参加した友達から「昨日A君と抜け出してそのあとどうなったのよー?」と突っ込まれました。
ここで直接的ワードを使う場合、「A君と朝まで飲んで結局エッチしちゃったー」といったような言い回しになりますよね。
しかし私ならこう言うでしょう。
「A君と一緒に朝を迎えて『おはよう』って言っちゃった」
これならば直接的な表現を使っていないので、やったことは一緒でも、どこか下品にならずにすむのです。それに含みをもたせていますから、なんとなく知的エロなイメージすら掻き立てることができるでしょう。
男性からの誘いに上品にエロく答えるにはどうしたら?
ではもうひとつ、こんなシチュエーションではどうでしょう。
ある男性とふたりで飲みに行き、いい雰囲気になったところで終電がなくなってしまったことに気づいたとき、男性から「このあとどうする?」と問いかけられました。
ここで直接的表現で答えるなら、「もう一軒行きたいな」、肉食系ならば「うちで飲みなおしてもいいよ」「どこか泊まる?」などと、誘うような言い回しになります。
しかし私ならこう答えると思います。
「……女から言わせちゃいます?」
これって要は「あなたから誘って」っていう意味ですけど、それを直接的に言わないことでかえってエロさが増すと思うんですよ。私はそれを“大和なでしこ系下ネタ”と名付けています。
下ネタは扱い方を間違えると単にヤリまんになったり下品な女に見えたりしてしまいますので、下ネタを男性の前で話すときは慎重になったほうがいいと思います。
その点、“大和なでしこ系下ネタ”なら、知的さとエロさが合わさり、ウィットに富んだ下ネタとして使えるはずですよ。
男性同士のエゲつないし下ネタ会話にはどう対応?
またよくあるシチュエーションとして、男性同士で「昨日やった女が臭くてさー」みたいなエゲつない下ネタで盛り上がっている場面に遭遇してしまうことってあるじゃないですか。
そんなときに、男性と一緒になって「うわ、どんなニオイよ?」などと、「私はどんな下ネタでもOKです。男心理解できちゃってます」みたいなノリの女性ってたまにいますけど、私はそういう女性が苦手なんです。
かといって下ネタで盛り上がる男性を白い目で見るのも、あまりにもノリが悪いし、男性から見たら“なんだこの女”となりかねません。
ではそんなとき私ならどうするか。
“遠目で見ながら笑っている”と思います。
これならノリが悪くないし、ある程度下ネタを受け入れる度量を見せつつも、下品さが緩和され“ちょうどいい”スタンスが保てるはずです。
下ネタにどう対応するかは女性としてとても重要な問題だと私は考えています。
これからもユーモアのある下品にならない含みある大和なでしこ系下ネタを操るテクニックをご紹介していきたいと思いますので、楽しみにしていてくださいね。
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山﨑ケイさん
profile
NSC東京校 13期生、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑い芸人。
相方の山添寛さんとコンビ「相席スタート」を結成し、男女のちょっぴりエロい日常をネタにしたコントや漫才で人気を博す。
ツイッター https://twitter.com/kbbyky