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【晦ます】はなんて読む?姿を隠すこと

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【晦ます】はなんて読む?姿を隠すこと

「晦ます」はなんて読む?

「晦」は、日常生活ではなかなか使用しない漢字です。

もっともよく見かける単語は「大晦日(おおみそか)」ではないでしょうか。

「晦ます」と書いた場合は、なんと読むかご存じですか?

正解を知りたい人は、もう少しスクロールしてみてください。

果たして、正解は?

正解は「くらます」でした。

どこに行ったかわからないことを「行方をくらます」と言いますよね。この「くらます」の漢字表記が「晦ます」です。居場所がわからないようにすることのほかに、「ごまかす」という意味もあります。類語は、隠す・遮るなどです。

「晦」は音読みでは「カイ」、訓読みでは「つごもり」とも読みます。月が出ず暗いことを意味し、そこから1か月の末日を指すようになりました。

太陽暦が採用されている現代では、月の満ち欠けとカレンダー上の1か月は対応していません。そのため、なぜ月が出ないことが月末に結びつくのか、今の感覚ではピンとこないですよね。お月様と1か月の関係を表す「晦」は、太陰暦の名残りを感じる漢字です。

みなさんは分かりましたか?

家族や友だちにも、「知ってる?」と聞いて自慢してみて!

《参考文献》
・『デジタル大辞泉』(小学館)
・『精選版 日本国語大辞典』(小学館)
・『日本大百科全書』(小学館)

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