【鈴木愛理】元°C-uteメンバー『矢島舞美さん』と語る♡ アゲ女の誕生秘話!
Topic1愛理の向上心にメンバーも刺激されることが多かった
矢島舞美(以下:舞美):°C-uteを卒業後は、バラバラに仕事をすることが多いんですけど、愛理の話はちょくちょく耳に入ってくるの。一緒に仕事をしたスタッフさんが「愛理ちゃんって面白いコだね」「めっちゃ明るいね」って。
「愛理はどの現場でも愛理のままで変わってないんだな」なんて、会えない時間も変わらずにいてくれることが喜びにもなってる。
鈴木愛理(以下愛理):やじちゃん、それもう内容とか口調が親みたいになってる(笑)。
舞美:たしかに(笑)。愛理の話はまだまだあって、°C-ute現役のときから努力を楽しむ人、そして実現する人。努力の積み重ねで自分が進化していくのを楽しんでいるなって。
私はけっこうめんどくさがりだから、毎日続けられない人間だけど、愛理は「ちょっとヤセたんだよね」と少しの変化をモチベーションにできる。そうやって何年も続けている姿を見てきたから、人って頑張り続ければ変わると愛理が教えてくれたんだよね。
愛理:そんなことよく覚えてくれてるね!!
舞美:泊まりの仕事で部屋が同じになったときとか、みんなで泊まったときとかに本当にひとりで黙々とマッサージとかして、「本当に毎日ちゃんとやってるんだ!」ってびっくりしたもん!
愛理:それでみんなに効くツボとか教えたりしてね(笑)。
舞美:そうそう!(萩原)舞ちゃんは、「すごい!舞もやるー!」ってすぐ実践するタイプだったね。私は「愛理、すごいね〜」って言いながら、目の前でめっちゃごはんを食べるタイプだったけど(笑)。
愛理:そうだったかも!懐かしい〜!それも、やじっぽくて好きだけどね(笑)。よかったものや、場所の教えあいは今でも続いてるからうれしいな。
舞美:努力を楽しんで、結果につなげてるから、愛理の向上心にメンバーも刺激されることが多かったんだなぁって思うよ。
Topic2やじちゃんはいいところを抽出する天才!
愛理:やじちゃんって私の身のまわりにいる人の中で1番人のいいところを見つけるのがうまい人。
舞美:やめてくれ〜(照)。
愛理:いつもそばにいる人って、大好きだからこそ一緒にいるんだけど、その素敵な部分に慣れて当たり前になっちゃったりするじゃないですか。なのに、やじちゃんはいつまでも人のいいところを抽出できる天才。
アイドル時代は、“女神”と呼ばれていたんですけど、見た目ももちろんだけど、中身こそ女神!
舞美:いやいやいや。そんなこと言ったら愛理は持ち前の自己プロデュース力を他の人にも惜しまず発揮してくれるじゃん。
ビジュアル的な見せ方もそうだし、いざひとりで活動するようになったときにどんなふうに活動していったらいいかをアドバイスしてくれてさ。
愛理:あ!品川駅のカフェだ!!
舞美:そうそう!(笑)自分のことじゃなくて、私や他のメンバーがどうしたらうまくいくかを考えて、みんなの成功を望んでくれてる。
愛理:「もし、マネジャーだったら」......的な謎の目線でね(笑)。
舞美:私は、そっかぁ〜ってすごい勉強になったの。
愛理:でもそれは愛情をかけたい、幸せになってほしいと思う人にだけだよ。°C-uteのメンバーは幼いころから20年、ずっと一緒に頑張ってきたから、どんな道に行っても絶対に幸せになってほしい。
°C-uteは未来への挑戦の意味も込めて解散を決めたわけだしね。
舞美:家族以外でそんなふうに思い合える存在がいるのがうれしいよね。でも、振り返ったらさ、愛理も今はこんなに天真爛漫だけど、決して最初からポジティブなわけじゃなかったよね。
子供のころは人見知りだったし。大好きな納豆巻きを「あげる」って言って、みんなとコミュニケーションをとろうとしてた(笑)。
愛理:気づいたらみんなが全部食べちゃって、泣いたやつ(笑)。納豆巻き、大好物だったのに(笑)。
舞美:めそめそしてた愛理が今ではアゲ女になるなんて驚きだよ。
愛理:°C-uteの現役時代は、やじちゃんの前では弱音を吐いたり、泣いちゃったりすることもあったね。懐かしいなぁ。
Topic3自分から壁をなくさなきゃと思った瞬間
舞美:思春期は愛理が心配だった。センターとして張り詰めていた部分もあったし、学業との両立も大変だったし。でも、いつからか愛理自身が変わったんだよね。自分からめちゃくちゃ変顔するようになったりして。
愛理:あれ、バレてたんだ!恥ずかしい(笑)。やじは私が自分の殻に閉じこもりそうになりそうなとき手紙をくれた。ブログが長文なことで有名なんだけど(笑)、やじの紡ぐ言葉にはすごく力があるし、すごく温かい。
ひとりで活動する中でたくさんの人と出会ってきたけど、やじほど温かい人はいないし、やじみたいな人ってやじしかいない。邪気がないというか、めっちゃ濾過された天然水?って感じ。
だから、やじに久しぶりに会うと、自分変わってないかな?とか気づきにもなる。
舞美:私は私で、会えてない間は愛理をインスタで見たりしてるけど、「うわ、かっこいい」「ファッショナブル〜」とか、都会の大人の女になっていると思って、実は会うまではちょっと緊張してた。
愛理:静止画だとイメージ違うってよく言われる(笑)。
舞美:今日、いつもの愛理だったから安心したよ!
愛理:やじちゃんに変わってないって言ってもらえることですごく安心するんだ(ニヤニヤ)。シャワーみたいにたくさん褒め言葉を注いでくれるから、私も自分のまわりの人に対してそうでありたいと思うし、やじちゃんみたいなまなざしで物事をとらえたい。
本来はネガティブで自信がないところからの出発だけど、それをポジティブに変換していくのがすごく得意になったのは、きっとやじちゃんというアゲ女がそばにいてくれたからだと思う!
PROFILE
矢島舞美
やじま・まいみ
●1992年2月7日生まれ、埼玉県出身。2002年、芸能界デビュー。07年、アイドルグループ°C-uteのメンバーとして「桜チラリ」でメジャーデビュー。°C-ute解散後は、俳優として映画やドラマ、舞台など幅広く活動中。
撮影/女鹿成二 スタイリング/稲葉有理奈(KIND) ヘア&メイク/NAYA モデル/鈴木愛理(本誌専属) 取材・文/長嶺葉月