【岡崎紗絵インタビュー】最終回目前のドラマ日曜劇場『オールドルーキー』がとにかく熱い!
日曜劇場『オールドルーキー』(TBS系 日曜夜9時~)
あらすじ
現役を引退した元サッカー日本代表選手、新町(綾野剛)が、サッカー以外のスキルや経験がないためどん底に追い込まれる。そんな彼が進んだのはスポーツマネージメントの世界。
愛する娘や妻が誇りに思えるパパになるために、一生懸命に新たな目標に向かって自らの人生を生き切ろうと模索する。笑えて泣けるヒューマンドラマ。岡崎紗絵ちゃんは、スポーツマネージメント会社「ビクトリー」の社長(反町隆史)の秘書、真崎かほりとして出演。
Check!1「真崎かほり」の役は、最初の印象と実際に演じてみた違いは?
最初にお話しをいただいたときも、社長秘書というだけじゃなくて、社員の一員としても働いているという状況はどんな感じなんだろう?と思っていたけど、やっぱり難しかったです。本当に難しい!
秘書だけだったら社長と向き合っていけばいいんですが、社員となると会社のひとつの輪じゃないですか。社長は会社の利益、社員はアスリートに寄り添おうとする、その板挟みになるので。どちらの気持ちもわかるからこそ無視できなくて。心情的にも難しいと思っています。
Check!2所作とか衣装とか役作りで気をつけていることは?
衣装は今までの秘書像とちょっと違うかも。まあまあ派手で、そこが会社「ビクトリー」の特徴でもあって、ラフというかかっちりしすぎない。衣装を見ると「おー、今日はきているな!」って思うこともあります(笑)。
所作としては、社長秘書だからこそ、なにごとも丁寧にするよう心掛けています。話し方もゆっくりめです。ハキハキもしなきゃだけど、気がつかないところでみんなをアシストするような、慕われるようなやさしさも必要だと思っているので。
Check!3ぜひ取り入れたいと思う「真崎かほり」の要素は?
丁寧さ。気遣いの細かさ。人の心に敏感なところ。
Check!4「真崎かほり」との共通点は?
できているかわからないけど、相談されたときは人の話を聞いて一緒に考えたりすることかな?これを解決するにはどうするのがいいかわかるのが「かほり」だと思うから、人に寄り添おうという気持ちは持っていたいなと思います。
Check!5飲み会のシーンも多いけどお酒は強い?飲むとどうなるの?
飲むには飲みますが、そんなに強くないです。声がすっごく大きくなるみたいです。ただただ楽しく陽気になります。
Check!6今までで印象的だったシーンは?
ありすぎて…。泣かない回はないくらい、毎回感動して泣いています。新町さんを見ていると、まっすぐな気持ちが心にくる!彼のセリフが毎回心に響いて自然に元気になります。
Check!7スポーツマネージメントのお仕事って知ってた?
知らなかったです。この業界にいるとマネージャーさんのことは知っているけど、アスリートにもそんな方がいるんだなって。知らない人が多いと思うので、このドラマが知るきっかけになったならうれしいです。
Check!8いろいろなアスリートがでてきますがスポーツは?
学生のころに少しテニスをやっていました。
Check!9なんでもなれるとしたらどんなプロアスリートになりたい?
えー!迷う。全部カッコいいので。あえていうならバレーボールかな。8話で名だたる伝説のバレーボール選手がいっぱいいらっしゃって、スパイクとかとんでもないんですよ。生で見たら本当にカッコよかったんです。
Check!10共演者の中で最初の印象と一番変わったのは誰?
反町(隆史)さん!キリっとしているからあんまりお話をされるイメージがなかったんですけど、すごくお話好きです。スポーツやアウトドアがお好きなようで、そんな話をよくします。
Check!11現場の雰囲気は?撮影の合間はどう過ごしているの?
現場は本当にいい空気が流れています。男性陣はユニークでおもしろい!増田(貴久)さんはずっとマシンガンボケ。中川(大志)くんはノリかノリじゃないのかまったくわからなくて8割が冗談だよねって言われています。芳根(京子)ちゃん、増田さん、中川くんと4人で山手線ゲームなどもしています。
芳根ちゃんと話していると(旅行に行きたいとかおいしいお店の話)、男性陣が女子トークに入ってくるんです。それも女子として。で、全員で女子トークという設定が毎回あります。中身のない話を永遠にしている感じですね。
Check!12芳根京子さんとはどんなところが気が合うの?
とにかくサバサバさっぱりしているんです。お互いよくしゃべるから、なにしゃべっても安心して返してくれます。とにかく楽しいです。
Check!13新町のような熱血漢についてはどう思う?
大好き!新町さんみたいな上司がいたら最高だと思いますよ。新町さんこそナチュラル女神だと思います。新町さんは転職して正解。天職だと思います。
Check!14主演の綾野剛さんはどんな方?
すごく優しいです。ちゃんと話あえる場を作ってくれて、じゃあこうしていこうって。やりにくいところは?なども聞いてくれて、監督にも提案してくれるんです。なんにでも100%で向き合ってくれます。まさに「THE 座長」って感じです。綾野さんと新町さんには“ちゃんと寄り添ってくれる”という共通点があると思います。
Check!15筋肉フェチ設定ですが、実際は?
そんなにもりもりに惹かれるわけじゃないです(笑)。あったらいいなってくらいかな?
Check!16今回の役を演じてプラスになったのは?
社長と社員の板挟みで難しい立ち位置だったので、揺れ動く複雑な葛藤を表現できる場を与えてもらえて感謝しています。一般社会でも板挟みになることはいっぱいあるみたいで。「かほりの気持ちに共感できます」といってもらえることがうれしかったですね。
勉強になったのは、綾野さんの現場の雰囲気作り。めちゃくちゃ盛り上げてくれるんです。佳境に入るとスタッフも含め疲れてくるんですけど、「明日もがんばりましょうね!」とか「あともうちょっとですよ」って声をかけてくれます。その声でみんな士気があがるし、やる気が出るのでありがたいです。
Check!17新町が言う「I have a dream」。紗絵ちゃんの夢は?
先のことを見据えることが苦手なんです。お仕事のことだと、いつか時代物に携わってみたいですね。『大奥』が好きなんです。ドロドロの世界(笑)。大変だろうけどやってみたいですね。
Check!18最終回直前ですが、見どころとメッセージをどうぞ
大衝撃回の9話から、最終回の10話がどうなるのか大注目です。経営のことを考える社長の気持ちもわかるし、選手に寄り添う新町さんと、中立にいる「かほり」がどういう行動をしていくのか、その苦悩を見てください。台本を見たときでさえその結末は予想できなかったんです。
みんなの思いが全部つまっています。熱い思いを持つってことは、元気になれて前に進めます。熱い気持ちになってくれるとうれしいです。一緒に熱い夏を!