セックスレスによる浮気・不倫は仕方ない？原因や解消方法、離婚時の慰謝料を解説
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セックスレスとは？
セックスレスとは、特別な事情がないにもかかわらず、合意の上での性的行為が1ヵ月以上ないこと。これは、日本性科学会が1994年に定めたものです。性的な行為には、キスや前戯、裸でベッドに入ることなども含まれています。
しかし、セックスのベストな頻度は夫婦によってさまざま。1ヵ月以上期間があいても、お互いが満足している場合は問題ないと言えます。
仕方ない？セックスレスの原因・理由5つ
セックスレスの原因や理由は、主に次の5つが考えられます。
- 妻・夫が求めてこない
- 妻・夫に拒否される、されたことがある
- 生活リズムがあわない
- 夫婦としてのコミュニケーションが足りない
- ほかに好きな人がいる、浮気・不倫をしている
以下で詳しくご紹介します。
妻・夫が求めてこない
セックスレスの原因として多く挙がるのが「妻や夫が求めてこなくなったから」という意見。パートナーがあなたを求めてこなくなったのは、もしかすると下記の2つが理由かもしれません。
- 相手を異性として見られなくなったから
- 相手への気持ちが冷めたから
パートナーがあなたを異性として見られなくなった場合、セックスレスになることがあります。性欲が湧いてきたとしても、異性として見られないパートナーとはセックスしたいとは思えず、パートナー以外の身近な異性とセックスしたくなるケースがあるからです。
異性として見られなくなる原因は、容姿の変化だけではありません。一緒に暮らすことによって増える喧嘩や、女性の出産なども、セックスへの意欲を薄れさせる原因のひとつとなる場合もあるでしょう。
また、相手への気持ちが冷めたことでセックスレスになる場合もあるでしょう。愛情がない相手とのセックスは、楽しくないと感じる人が多い傾向があります。
そのため、パートナーへの気持ちが冷めるとセックスが苦痛になり、外で相手を探し、浮気や不倫に繋がる恐れがあるかもしれません。
妻・夫に拒否される、されたことがある
パートナーに一度セックスを拒否された、または拒否したことがある場合も、セックスレスになる原因のひとつだと言われています。一度拒否されてしまうと「また断られるかも」と思い、セックスに誘いづらくなるからです。
セックスを拒否された側のショックは大きく、プライドも傷つくもの。相手を拒否した経験がある場合は、あえて自分からスキンシップをとることで、セックスレスを解消できる場合があります。
また、妻が産後の場合、拒否したり拒否されたりすることがあるかもしれません。女性は子どものことが気になって集中できなかったり、子育ての疲れから気持ちが乗らなかったりするのでしょう。
一方、男性は妻が出産することで、子どもの母親になったということを強く認識します。女性として見られなくなることがあるため、妻の誘いを拒否してしまうことがあるのでしょう。
生活リズムがあわない
セックスレスになる理由のひとつに、パートナーとの生活リズムがあわないことがあります。夫婦共働きだったり、片方が仕事や家事育児などで忙しかったりすると、生活リズムがあわなくなるもの。忙しさからくる疲れやストレスが原因で、セックスをする気分にならない方がいるでしょう。
生活リズムがあわない夫婦やカップルは、セックスをする時間を意識的に設けるのが大事です。仕事と休息のバランスを上手にとって、2人の時間を作るよう心がけましょう。
夫婦としてのコミュニケーションが足りない
コミュニケーション不足のカップルや夫婦は、セックスレスになりやすい傾向があります。一緒に住むとお互いに自分の生活に追われて、どうしてもコミュニケーション不足に陥ることがあるのです。実際、同棲や結婚をきっかけにコミュニケーションが少なくなり、セックスレスになるケースも少なくありません。
恋人や夫婦の関係を良好に保つ上で、お互いの考えを知ることは必要不可欠です。日々の会話やLINE・電話でのやり取りで、こまめにコミュニケーションを取りましょう。
ほかに好きな人がいる、浮気・不倫をしている
ほかに好きな人ができた場合、セックスレスから浮気に繋がりやすいでしょう。好きな人ができると、パートナーとセックスをするよりも、好きな人としたいと思う人が多いのです。
また、人によってはすでに浮気や不倫をしている場合があります。パートナーをいつ誘っても拒否される場合は、浮気相手とセックスをしている可能性があるでしょう。
セックスレスを解消したい！夫婦仲をとり戻す対処方法3つ
「妻と離婚したくない」「また旦那に抱かれたい……」このように考えている人は、セックスレスを解消するために、次の3つの対処法を試してみてくださいね。
- 異性としての魅力を取り戻す
- 日頃からスキンシップする
- ロマンチックな場所に出かける
異性としての魅力を取り戻す
セックスレスを解消するには、異性としての魅力を取り戻すのが効果的です。セックスレスになる前の魅力を取り戻せば、相手の性欲が再び湧いてくる可能性があるでしょう。異性としての魅力を取り戻すには、以前の自分と比べて変わった点を見つめ直すのが大切です。
相手がガッカリしているポイントさえわかれば、あとは改善するだけ。
異性としての魅力を取り戻すと、周囲の異性から注目されることも増えるもの。そんな姿を見たパートナーが嫉妬心を抱き、セックスへの意欲を取り戻すはずですよ。
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日頃からスキンシップをする
セックスレスを解消するには、日頃からスキンシップをしておくのも大切。普段からお互いの体に触れ合っておけば、セックスしたくなることが増えるのです。
スキンシップをする際は、パートナーの仙骨（腰の真ん中あたり）を、そっと触るのがおすすめ。仙骨は性のエネルギーがあるポイントのため、触ることで男性の性欲が湧きやすくなります。
また、マッサージもスキンシップとしてはおすすめです。リラックスムードから徐々にソフトタッチの愛撫に移行すれば、疲れが取れる上に快感も得られ、相手をその気にさせることができますよ。
ロマンチックな場所に出かける
セックスレスを改善するには、ふたりでロマンチックな場所に出かけるのもおすすめです。非日常の時間を過ごすことで、付き合い始めの初々しい気持ちを取り戻せるでしょう。
一緒に生活をすると、ふたりきりでデートをする機会も減るもの。だからこそ、雰囲気の良いお店で食事をしたり夜景を見たりして、独身カップル気分の味わえるデートをしてみましょう。
【子あり・なし別】セックスレスでの浮気や不倫、離婚するべき？
セックスレスは、離婚の理由として民法上で認められています。民法770条によると、次の5つが離婚の理由として認定されています。
- 浮気や不倫などの不貞行為があったとき
- 悪意の遺棄されたとき
- 生死が3年以上明らかでないとき
- 強度の精神病にかかり、回復が見込めないとき
- その他、婚姻を継続しがたい重大な事由があるとき
セックスレスは、「婚姻を継続しがたい重大な事由があるとき」に該当する場合があります。そのため、夫婦どちらかの訴えによって、離婚が成立することがあるようです。
また、セックスレスによる浮気や不倫などの不貞行為があったときも、民法上、離婚の理由として認められるでしょう。
しかし、実際に子どもの有無によって、離婚すべきかどうか迷う人がいるでしょう。
以下では、子どもがいる・いないに沿って、説明します。
子どもがいない場合
子どもを望んでいる場合は、現在のパートナーに期待するのではなく、離婚して再婚相手を見つけるのもひとつの手段。特に女性の場合は、出産にはリミットがあるでしょう。そのため、セックスレスで離婚を決断するのは不思議なことではありません。
もし、離婚を切り出すときは、次の2つに気をつけましょう。
- 離婚を切り出すときは論理的に説明する
- 慰謝料など経済的な問題の確認を事前にする
相手に離婚を切り出す際は、論理的に説明するよう心がけましょう。感情的になると相手は素直に受け入れられないほか、円満な離婚ができません。
まずは、なぜ離婚してほしいと思ったのかしっかり伝えることが大事です。改善が不可能だとしても「離婚しても仕方ない」と納得してくれるでしょう。また、離婚の理由をきちんと話すことで、相手も改善しようと考えるかもしれません。
また、離婚の話し合いをする場合は、必ず事前に慰謝料などの確認をしておきましょう。セックスレスが原因での離婚は、場合によっては慰謝料をもらえない可能性があるためです。
子どもがいる場合
すでに子どもがいる場合は、離婚を決断する前に子どもに対する影響を考えておきましょう。離婚は子どもに大きな影響を与える可能性があるためです。
セックスレスで夫婦仲が悪く、常に家庭内の空気がピリピリしている場合は、離婚することが子どもに良い影響を与えることがあります。
しかし、一般的に子育ては、夫婦で協力して行うことが想定されているもの。ひとりで子育てをするとなると、体調の悪いときや経済的に苦しいときなどに、辛い思いをすることもあるでしょう。
また、母親や父親がいないことで、子どもが寂しい思いをする可能性があります。子どもへのフォローも、考えておかなくてはいけません。
これらを踏まえた上で、本当に離婚するべきか、しっかりと考えてから切り出すようにしましょう。
セックスレスによる浮気・不倫で離婚するときの慰謝料とは？
一般的に、セックスレスが原因で離婚するときは、若い夫婦（性交の支障がない場合）に限り、浮気や不倫の有無関係なく、慰謝料はとれるようです。しかし、慰謝料の相場は浮気や不倫の有無で異なるため、注意が必要です。
浮気や不倫行為はなく、セックスレスが原因の場合は10万円前後。浮気や不倫などの行為がなくても、パートナー片方が相手に強くセックスを求めていたり、喧嘩をしていたりすると、慰謝料が100万円前後になることもあるようです。
一方、セックスレスによる浮気や不倫が原因で離婚する場合は、浮気・不倫相手に対して、150万円～200万円ほどの慰謝料を請求できるとのこと。パートナーに対して慰謝料を請求する場合は、150万円～250万円ほどになり、若干高額になる傾向にあります。
ただし、慰謝料の金額は婚姻期間や不貞行為の内容など、さまざまな事情が考慮されると言われています。気になる人は一度弁護士に相談してみるのをおすすめします。
セックスレスは浮気や離婚に繋がる！
夫婦間でのセックスレスは、浮気や離婚に繋がることがあります。パートナーが浮気をしていた場合、離婚するかそのまま夫婦生活を続けるかは、お互いの気持ち次第です。離婚にはリスクもあるため、慰謝料や子どものことなどよく考えて決断してくださいね。
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