カロリーを気にずストレスフリー!管理栄養士が教える「糖質オフダイエット」
糖質オフでヤセる仕組みって?
日本人の食事摂取基準で必要量とされている糖質の量は260gですが、摂取量が必要量を超えると余った糖質は中性脂肪に変える働きがあるため、とりすぎると太りやすいといわれています。逆に、糖質の摂取を制限することによって、糖質のかわりに体脂肪がエネルギー源として使われるようになるうえ、ケトン体という物質が体内で増えて体脂肪がより多く使われるようになるので、ヤセやすくなります。
2カ月間糖質オフを続けるために守ること3つ
Rule01糖質をゼロにするのは夕食だけに
炭水化物や糖分をとらないように気をつけるのは夕飯のみにし、そのほかは「なるべくとらないように」くらいの気持ちでストレスを溜めないこと。基準量の半分の糖質制限でも効果はあり。
Rule02間食はナッツ類かドライフルーツに
食べていないつもりでも、無意識に糖質をとりすぎてしまう可能性があるのが間食です。3食のごはんの量は気にしなくてよいので、間食をするなら意識してナッツ類などに。
Rule03外食は和食がベスト!イタリアンはNG
友達や彼と外食をする日は、夜の糖質オフはお休みでOK。ただし、イタリアンに行くのだけは避けて。主食をなるべく避けた和食なら、比較的糖質控えめの食事ができます。
Check!避けるべき主な食べ物はコレ!
知られている通り、The・炭水化物の主食類は糖質の塊です。食べたくなったらおからやこんにゃくを使った麺やふすまパンで代用を。
糖質の代表格は穀類ですが、いも類にも多く含まれているので、いも中心の料理はNG。ちなみにいも以外の揚げものは食べすぎなければOK。
飲み物の場合、甘みを感じるものは糖質がしっかり含まれていると考えて。ビールや発泡酒は、糖質の少ないタイプを選ぶように。
お菓子は全体的に糖質がたっぷり入っていると思って。甘いものだけでなく、せんべいやポテトチップなども米やいもが原料なのでNG。
Pointとると脂肪が燃えやすくなるのはコレ!
タンパク質が豊富に含まれているもの
ダイエット時は脂肪だけでなく筋肉量がいっしょに減ってしまいがち。それでは結果的に代謝が落ちてしまいます。筋肉量を減らさないように、タンパク質は積極的にとって。
食物繊維が豊富に含まれているもの
糖質制限中に不足しがちなのが食物繊維。食物繊維が体内に不足すると、腸の働きが弱ってしまうことに。食物繊維をとって美腸を促し、よく代謝する体をつくって。
How to理想の3食はこんな感じ!
朝食は発酵食品を意識して摂取
わかめのみそ汁に納豆、塩麹につけた浅づけ。発酵食品は美腸をつくるので、朝からたっぷりとって腸の活動を活発に。
昼食は腹持ちのいいメニューを積極的に選びたい
玄米のおにぎり小2コ個、豚肉のしょうが焼き、きのこのスチーム(またはきのこ炒め)、ひじき。昼食はお腹に貯まる食事で満足感を。
夕食は見た目リッチ、シンプルな味つけを意識
牛肉のステーキ、具だくさんスープ、冷やっこ、くるみ入りアボカドサラダ。肉は塩で味つけし、サラダにはナッツなどを入れコクを。
もともと効果が高いといわれる「糖質オフダイエット」ですが、さらにコツを押さえることで本気ヤセモードに。クリスマスまでに結果を出したいなら早めのスタートが肝心です。
木下あおいさん(管理栄養士)
日本インナービューティーダイエット協会理事長を務める。食べながらキレイにヤセる、美腸へ導く食事アドバイスが人気。著書に『美人はコレを食べている。』(大和書房)など。