No.18「NOガード女子」を分析！

CULTURE2015/10/19

ツ「臨時ニュース臨時ニュース！」

あ「なんね？なんね？」

ツ「最近じゃパーソナルスペースのやたら狭いグイグイ系女子がいるって噂だよ！」

あ「え、マジ？　じゃあ今日も元気に斬っていこー！」

あツ「「イカ、よろしく～～～♪」」

一見普通に見える女子も、実はいろんなコンプレックスやプライドを持って生きています(よね？)。そのプライドの高さ故…コンプレックスの大きさ故…ちょっと「なによコイツ！」と思われるような方向に発酵してしまったのがここで紹介する女子たち。実は結構周りにいるのかも…？

　発酵女子とは？　

【ある特定の人物や周囲からよく見られたいという願望をうまく表に出せず、考え倦ねている間にそれを自らの中で消化できずに発酵させてしまった女子のこと。ストレートな感情表現を苦手とし、周囲にむけて屈折した何らかの自己アピールを送り続ける。または、一周してドストレート発言をしてしまうことも。発酵してしまうタイミングは人によって異なるが、自分に強いコンプレックスを持っていたり、理想が高い場合が多い】

そんな発酵女子の発酵菌を明らかにし、解決していくこのコーナー

DJあおいさん（以下：あ）

「さあ今回も発酵女子を分析していくわよ」

イラストレーター　ツボユリ（以下：ツ）

「よろしくお願いします！」

いるいる～！　このタイプはパーソナルスペースが極端に狭く、初対面の人に対してもグイグイ絡んでいくタイプ。同性に対してもそうですが異性に対してそういった行動を行うことが多く、なんだかんだ異性から注目を浴びやすいタイプである。

あ「勘違いさせやすいタイプっているよね」

ツ「そうなんですよね。大体、初対面だとお互いガードしてることが普通なのに、いきなりガードなしでつっこんでくる…そこに吊り橋効果が生まれるんですかね？」

あ「まあ、ビックリはするだろうけど…男性が女性から同じことをされた場合、その人の香りとか、体温までわかる距離だと一日中その人のこと考えちゃうよね～」

ツ「そうか！　普通の人が視覚のみなのに対して、思い出す要素が増えるんですね！」

あ「マーキングみたいなもんよね、自分の縄張りみたいな」

ツ「でもそれって嫌いな人にされたら嫌悪感しかない気が…。男女間でマイナスになってしまうこともあるんじゃないですか？」

あ「男女の関係以前に、ここで大事なのは主従関係よ」

ツ「しゅ、主従関係…！？」

あ「例えば初対面の相手に挨拶するとして、お辞儀をする人VS握手を求める人だったら、どっちのほうが強そう？」

ツ「断然握手ですね。あっ、なるほど」

あ「それと同じで、無意識のうちに最初から自分が上に立つ為のマーキングをしてるのよ」

ツ「なんと…　恋愛うんぬんじゃなく人間レベルのマーキングか…」

ツ「よっぽど自分にコンプレックスがないんですかね。自分だったらなかなかこんな大胆なこと出来なさそうなんですけども」

あ「無いんじゃなくて、自分のコンプレックスに気付いてないのよね」

ツ「き、気付かない！？　鈍感すぎませんか！？」

あ「彼女にあるのはただひたすらの勝ち気のみ…」

ツ「なんなのこの人…」

あ「今まで反省したことがないくらい、人のせいにしてやってきてるから、自分をかえりみるなんてこともしない」

ツ「うーん、なんか得して生きてきてる感じがして癇に障ります」

あ「得ばかりじゃないわよ。たしかに裏がないのは好感もてるけど、知らないうちに周りを振り回してるのに気付かないと…この野良猫気質が、いつかアダになるわよ」

ツ「そうなんでしょうか？？」

あ「上に立たれることが嫌な人もいるし、そうやって引っ張っていってほしい人ばかりでもないし。実際こういうタイプって友情が長続きしないから、付き合いの長い友達もいないことが多いし…特に謙虚な日本人ウケはあんまりよくないかもね」

ツ「裏表が無い人って好かれるイメージでしたけど、こうやって裏目にでちゃうタイプもいるんですね。前だけを見ていてもいつか何か大切なものを見失ってどこかに落としていくこともあるのかもしれません…」

あ「しかし彼女はかえりみないので、ショックも悲しさも感じないのかもしれません…」

ツ「そしてセーブポイントに戻り、また前だけをみてマーキングをしていくのかもしれません…」

あツ「「エンドレスオンラインゲームだぜ、、、！」」

～今日の助言～

あ「迷えるNOガード女子のみなさん、あなたを救うのは…っていうか、、、今回は、NOガード女子の被害にあっているみなさんに助言を！　あなた達を救うのは、負けずに押しておくこと！！　引いたら負け。その時点で主従関係が出来てしまって相手の思うつぼ！！　もしNOガード女子からの迷惑に悩んでいるんなら自分もタックルして倒していくくらいの気持ちで強く対立して！　そのくらいがちょうどいいのよ」

ツ「周囲への助言！　ありがとうございます！！」

【NOガード女子カルテ】