【吉田朱里】転機はNMB48卒業。アカリンの知られざる「あか抜けヒストリー」
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アカリンのあか抜けヒストリー振り返り
自分の一番可愛いを追求していたアイドル期
アイドルのときは、ナチュラルメイクが基本。そのなかで、どう盛ったら一番可愛い自分になれるかをひたすら探求してました。肌はくずれにくいセミマット、リップは明るめピンク。
特にこだわってたのがアイメイクで、しっかりグラデにしたアイシャドウにキラキラもたっぷりつけて、アイラインは隙間なく。最後に黒マスカラでぱっちりまつ毛にした“デカ目”メイクが鉄板でした。
ザ・アイドルだったRayデビュー時
Ray初登場の頃もザ・アイドルな感じで、メイクはもちろん前髪も重めで三角分け目のヘアスタイル。それがRayモデルになってから、メイクと向き合う姿勢が変わってきたんです。
絶対これが一番!っていう鉄板の“毎日メイク”の精度を上げていくことだけが課題だったのが、季節やトレンドのファッションに合わせたバリエーションを考えるようになりました。
Ⓒ野口マサヒロ(WIND)2017年Ray8月号
Rayに入ってメイクの仕方も変わっていった!
Rayの現場でプロのヘア&メイクさんにいろんなメイクをしていただいて、私服とは違うテイストの服を着たりすることもあって、こんな自分もありやなぁ~って気づけたことが大きかったなって思います。
それがあって、セルフメイクでも青みピンクをコーラルピンクに変えたり、オレンジメイクに挑戦してみたり。自分のなかで可愛いの幅がどんどん広がっていきました。
大人を意識したら盛りポイントが変わった
職業柄ヘア&メイクは常に研究して更新してきたけど、一番の転機は昨年末のNMB48卒業のとき。
卒業のタイミングで「一番キレイな自分を見てもらいたい!」と思って、メイクの微差を変えて、これまでにないくらい試行錯誤しました。きっと結婚式前の花嫁さんと同じ気持ちだったんじゃないかなぁ(笑)。
実はこのとき、あえてアイドルらしさをおさえたメイクにしてたんです。もうアイドルじゃなくなるんだよ......っていうのを、ファンのみなさんに感じとってもらえたらなと思って。そのムードを顔から醸し出せるように、衣装に似合う範囲で大人っぽいメイクをしてました。
2020年12月卒業公演時期本人インスタグラムより
アイドルを卒業し、大人な自分へ
それまでにメイクで表現できることの幅が広がってたから、アイドル卒業時にベストなメイクに更新できたんだって思ってます。そして今はTPPOによってヘア&メイクを変えるように。TVやステージのときとは違う、リアル映えも大切にしています。
最近のメイクは目元のラメをひかえめにして、その分ほおのツヤを盛るのがポイント。春夏の気負わないカジュアル服のときは絶賛オレンジが気分だったのが、8月に25才の誕生日を迎えてからより“大人”の意識が高まったので、秋は色っぽさを身につけてあか抜けたいと思ってます♡
Ⓒ神戸健太郎2021年Ray7・8月合併号
撮影/花盛友里 スタイリング/稲葉有理奈(KIND)ヘア&メイク/NAYA モデル/吉田朱里(本誌専属)取材・文/政年美代子