No.6「一人称苗字女子」を分析！

CULTURE2015/07/20

前回の予告で「ゴメンナサイ女子」を分析！とさせていただきましたが、急遽「一人称苗字女子」を分析させていただきます！(これぞ本当のゴメンナサイ女子…※違)　次回、しっかりお送りさせていただきますので、よろしくお願いします！

さて、大人になったら皆、自分の事を「私」と呼ぶんでしょうか？　もしかしたら、周りにいませんか？「私」以外の言葉で自分を呼んでしまっている人…それは周囲の環境や立場もあるのかもしれませんが、やっぱりちょっと発酵してしまっているのかも。そんな今回は、いつものように…あおいと大坪で「一人称苗字女子」を分析していきます。あおいと大坪で…

一見普通に見える女子も、実はいろんなコンプレックスやプライドを持って生きています(よね？)。そのプライドの高さ故…コンプレックスの大きさ故…ちょっと「なによコイツ！」と思われるような方向に発酵してしまったのがここで紹介する女子たち。実は結構周りにいるのかも…？

　発酵女子とは？　

【ある特定の人物や周囲からよく見られたいという願望をうまく表に出せず、考え倦ねている間にそれを自らの中で消化できずに発酵させてしまった女子のこと。ストレートな感情表現を苦手とし、周囲にむけて屈折した何らかの自己アピールを送り続ける。または、一周してドストレート発言をしてしまうことも。発酵してしまうタイミングは人によって異なるが、自分に強いコンプレックスを持っていたり、理想が高い場合が多い】

そんな発酵女子の発酵菌を明らかにし、解決していくこのコーナー

DJあおいさん（以下：あ）

「さあ、発酵女子を分析していくわよ」

イラストレーター　ツボユリ（以下：ツ）

「よろしくお願いします！」

※今回も研究者気取りでお送りしていきます

いるいる～！このタイプは自分のキャラクターを自ら設定して作ってしまっているタイプ。オタオシャレ女子ともカテゴリーが似ていますが、一番の違いは”オタク”に限定せず自分の中で独自のキャラを作っているところ。普通の集団行動で調和がとれていれば、あまりいないタイプかもしれませんが…みつけたら間違いなく発酵してます！

あ「オタオシャレと違って、こういうタイプは結構モテるポジションにいるのよね」

ツ「そうなんですか？　ああ、いつもいう、男子はコロっといっちゃうテクニックか！」

あ「それよ。罠ってわかってもいっちゃうもんだしね、男って」

ツ「なんかこの連載をはじめて、男性って女なら誰でもいいんかいって気分になってきましたよ…」

あ「ふふ、全員が全員こうってわけじゃないわよ。そりゃこういうタイプはモテるけど、女性を選ぶことのできる男性はこんな罠にはひっかからないからさ」

ツ「あ、やっぱいるんですね。こういう罠にひっかからない男性も！」

あ「そりゃそうよ。むしろこういうタイプの近くにいる女友達をかっさらっていくね」

ツ「え、こんな奴の近くにいる女友達とか余計危なくないですか…？」

あ「実は、こんなイラッとする子の面倒をみれる優しい子が多いもんなの！」

ツ「へえ～！！　なるほど！　でもそんな中から探し出して口説くの大変そうですね…」

あ「それとさ、人と会話するときって、そんなに自分のことばかり話さないじゃない？　誰かがこうした、とかコレの新作がでた、とか周辺の話を普通はするよね」

ツ「確かにそうですね。あまり自分の話ばかりしても相手もつまらないだろうし…」

あ「でもこういうタイプはベクトルが全部自分に向いているから、ほぼ自分に対してのネガティブな発言が多いのよね～。やれ前髪切り過ぎただの、やれ具合悪くて先日倒れただの…誰もお前の話なんかしてないっつーの！！！！」

ツ「おお…、あおい嬢の嫌いなタイプらしい…」

あ「おばあちゃんになるまで徹底的に自分のキャラつくれるならずっと一人称おかしくてもいいけど、それってイタいわよ。そうまでしてキャラづけしないと生きていけないわけ？」

ツ「う～ん。ネガティブ発言が多かったり、キャラづけしたり、自分に自信がないんですかね…」

あ「まあそうでしょうね。というか、何か闇を抱えているのかもしれないけど今どき闇くらい誰でもかかえてんだからさ。」

ツ「は、はい」

あ「周りを巻き込むようなキャラづくりって迷惑極まりないから今すぐやめるべきね」

ツ「なるほどなるほど…」

あ「まーね、ある意味で強いのはいいんだけど」

ツ「そうですね、ここまで異質な存在になるって…普通できないですもんね」

あ「このタイプっって、趣味＝自分　みたいな感じじゃない？　複数人数で会話してたとして、盛り上がって楽しくなってきても…こういうタイプに突然の自分語りされちゃったら興ざめよね」

ツ「あ～、はじまった…聞いてやらなきゃって気持ちになりますね。笑」

あ「そうそう。自分からそういう空気を作り出しちゃってるのよね。ネガティブな発言も同じように、自分から負のスパイラルに飛び込んでいっちゃってるのよ。あたしなんか～ってさ」

ツ「そうかー、なんか勿体ないですね」

あ「同情はしないけどさ」

ツ「で、ではアドバイスを…」

～今回の助言～

あ「悩める”一人称苗字女子”のみなさん、あなたを救うのはズバリ”自分はこの程度の人間だ、というのを忘れる時間をつくる”ことよ。いい？　人と一緒にいることが好きなあなたは、友達と会話をすることも多いはず。そんなときに毎回毎回自分から負のスパイラルに飛び込まないことね。それって相手も楽しくないから。普通は何をするにしても楽しいとき、自分の程度とかそういうものを忘れてるもんなの。自分はこうだから～とかウジウジ悩む時間があったらもっと自分のことを忘れる趣味をみつけなさい。じゃないと、だんだん近くにいてくれていた友達まで愛想をついていなくなってしまうわよ」

ツ「ありがとうございます！！」

【一人称苗字女子カルテ】