渋谷の新名所に世界初の「ピクセルアートの学校」が7月に開校!
thePIXEL
~2024年7月3日(水)から、定員40名程度の特別授業の受講生を募集開始~
このたび、株式会社thePIXEL(所在地:東京都渋谷区、以下「thePIXEL」)と一般社団法人渋谷あそびば制作委員会(所在地:東京都渋谷区、以下「あそびば制作委員会」)は、今年7月に本格開業する渋谷駅新改札口直結の「Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)」にて、世界初となる「ピクセルアートの学校」を開校することとなりました。
この学び場は、「アーティストのエンパワーメントを通じて、世界を、時代を、自分を豊かにする」というビジョンを掲げ、2017年より毎年開催されるピクセルアートの芸術祭『シブヤピクセルアート』を主催してきたthePIXELが、あそびば制作委員会とともに提供する「新しいスタイルの学び場」で、「Shibuya Sakura Stage」の4階にできる「インディークリエイターのための空き地(404 Not Found)」を拠点にスタートいたします。
ここでは、日本のビデオゲーム黎明期(1970年~90年代)に発達し、今なお世界中で愛されているピクセルアート(いわゆる、ドット絵)をテーマに、ゲーム、アート、テクノロジー(Web.3)の分野で活躍する専門家から実践的なスキルセットとマインドセットを学ぶことができます。受講生は、ピクセルアートやゲーム開発に関心のある15 歳以上の学生・社会人などから広く募集し、計10回のプログラムを通じて、「クリエイターとして活動する意義や可能性」そして「クリエイターの社会的かつ文化的な価値」を見出しながら、クリエイターとして孵化する場所になればと考えています。
講師には、文化庁メディア芸術祭のエンターテイメント部門にも選ばれた『アンリアルライフ』の開発者hako生活氏をはじめ、デジタルデータの新たな価値追求をテーマに作品を制作し、最近は『悟遊戯 OHENRO 88』という新作ゲームの開発も進めるアーティストのたかくらかずき氏、書籍『ULTIMATE PIXEL CREW REPORT ピクセルアートではじめる背景の描き方』や『NEW PIXEL ART - ニューピクセルアート』の執筆や監修も手掛けるイラストレーターのAPO+氏、『新しいアートのかたち NFTアートは何を変えるか』の著者で美術家の施井泰平氏など、第一線で活躍するクリエイターが招聘され、豪華な顔ぶれとなっています。
すべての講義は、リモート参加が可能となっており、ピクセルアート専門のWebマガジン『the PIXEL Magazine』でダイジェスト記事が公開されます。また、時差や居住地の関係で受講が難しい場合でも、アーカイブとして有料配信されますので、世界中どこからでも学べる形態となっております。プログラムの最終回には、講師に向けた最終プレゼンを予定しており、一定の条件をクリアした受講生には「Shibuya Sakura Stage」の一角で自身の作品が投影できる特典が与えられます。
さらに、『the PIXEL Magazine』では、これまでもピクセルアーティストの様々な活動を紹介してきましたが、今回の開校にあわせて、講師の推薦図書を紹介する「Library」やピクセルアート関連の用語集「Dictionary」という機能が追加され、クリエイターエコノミーの活性化やクリエイターの自立を後押ししていきます。
■講師
第1ステージ 開講記念オープニングトーク & オリエンテーション
第2ステージ「ドット絵で風景を描くということ」APO+(ピクセルアーティスト)
第3ステージ「ポストドット絵の方法論」たかくらかずき(アーティスト/現代美術家)
第4ステージ「インディーゲーム制作で広がる世界 ~ ゲーム制作の入口から出口まで~ 」hako生活(インディーゲームクリエイター)
第5ステージ「デザイン業界におけるピクセルアートの可能性」前田高志(株式会社NASU 代表取締役)
第6ステージ「低解像度で限界に挑む動きの表現」服部グラフィクス(ローレゾ映像作家)
第7ステージ「展示のための映像装置や空間設計について」重田佑介(映像作家)
第8ステージ「アート x テクノロジー ~ 廃れない問いと向き合う~ 」施井泰平(スタートバーン株式会社 CEO)
第9ステージ「ピクセルアートと"アート"」gnck(評論家)
ファイナルステージ 最終プレゼン会
※タイトルや内容は変更になる場合がございます。
■実施概要
■受講生募集スケジュール
7月3日 公式サイトにて情報公開
7月3日 第1ステージ、受講生募集開始 ※定員に達し次第締め切り
▶️お申し込みはこちら
7月27日 ピクセルアートの学校『The Pixel School』開校
■株式会社thePIXEL代表 坂口 元邦氏のコメント
私たちは、2017年から「シブヤピクセルアート」という芸術祭を8年ほど継続してきました。この間、多くのピクセルアーティストに出逢い、いつしか彼らが作った作品を街角で見ない日がないほど「ピクセルアート」は身近なものになりました。最近は、多くのピクセルアーティストがゲームやMV、NFTなどのプロジェクトに参画し、積極的に自身の表現を社会に実装させようと挑戦しています。ピクセルアートの学校は、こうしたクリエイターのプロ意識を育み、メンターや仲間との出逢いを通じて、自身がクリエイターとして開花するきっかけになればと考えています。そして世界で活躍するクリエイターがここ渋谷から誕生することを願っています。
■一般社団法人渋谷あそびば制作委員会 代表理事 石川 武志氏のコメント
子どもたちは空き地に自然と集まり、名前も知らない仲間を巻き込んで即興で新しい遊びを生み出し、熱狂する。そして、夕暮れになると連絡先を交換することもなく、とても曖昧な約束を交わし、それぞれの帰路につく。空き地で生まれた小さな熱狂は、別の場所でまた別の関係性を生み出し、連鎖的に広がりをみせていく。かつてわたしたちもここにいたはずなのに歳を重ねるにつれて、「遊び」から次第に遠ざかり、熱狂を忘れていく。
シブヤのランドマークにできた、この新しい「空き地」であの頃の不思議で愛おしい人間関係を思い出したとしたら。そしてそこから小さな熱狂が無数に生まれていくとしたら。404 Not Foundは熱狂や憧れが集積する場所。そこに集まる一人一人の熱量や、何かを生み出したいという衝動を、Shibuya Sakura Stage 4Fに設けられたリアルな「場」と、さまざまな分野で活躍してきたプロフェッショナルな「人」がサポートすることで具現化し、あたらしい価値を生み出し、ビジネス創出へと繋げていきたいと考えています。
■404 Not Foundとは
Shibuya Sakura Stage4Fに7月にオープンするインディクリエイターのためのクリエイション拠点です。ゲーム、アート、音楽、フードなど様々なカルチャー領域で活動するインディクリエイターの聖地を目指し、展示イベントやワークショップ、音楽ライブや期間限定レストランなど、多様な企画を開催する中で、クリエイターの創作活動の支援やクリエイター同士の共創の機会を創出していきます。約150平方メートル のフロアには幅10m超のLEDが設置されたイベントスペース、物販・カフェスペース、キッチン&レストランスペース、配信スタジオが展開され、クリエイターのジャンルにとらわれない創作活動を実現していきます。
公式サイト:https://www.404shibuya.tokyo/
■Shibuya Sakura Stageとは
Shibuya Sakura Stageは、今年7月に全面開業予定の渋谷の新たな次世代型ランドマークとして注目を集める複合施設です。渋谷駅に隣接し、代官山や恵比寿へのアクセスもよい桜丘エリアの約2.6ヘクタールの敷地に広がるこの施設は、オフィス、商業施設、住居などから構成されており、多様な世代が住み、訪れる、活力のあるまちを目指します。
公式サイト:https://www.shibuya-sakura-stage.com/
■シブヤピクセルアートとは
シブヤピクセルアートは、1990年後半から「ビットバレー」と呼ばれる渋谷を舞台に毎年開催される「ピクセルアートの芸術祭」です。「ピクセルアート(いわゆるドット絵)」の芸術的な価値にスポットを当て、渋谷の街全体でその魅力や可能性に迫ろうとする試みです。立ち上げ当初から「街を舞台に、誰もが主役となり、実験を繰り返す」を理念に掲げ、コンテスト受賞作品や招致アーティストの作品を街にインストールすることで公共と関与させながら、ピクセルアートの発展と普及を目指して活動しています。
公式サイト:https://pixel-art.jp/
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