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超特急のタカシが本名松尾太陽でソロデビュー! 本人に直撃インタビューしました♡

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超特急のタカシが本名松尾太陽でソロデビュー! 本人に直撃インタビューしました♡
超特急のバックボーカル、タカシが松尾太陽としてミニアルバム『うたうたい』でソロデビュー。あえて本名で歌うことへの決意、作詞作曲に挑戦した楽曲「掌」のことなど、初のソロ作品についてたっぷりと語ってもらいました。WEBオリジナルの撮り下ろし写真とともにどうぞ♡

PROFILE

まつお・たかし●1996年9月23日生まれ、大阪府出身。2011年12月より超特急のタカシとしてバックボーカルを務めている。映画「一週間フレンズ」、「一礼して、キス」、ドラマ「FALE MOTION-卓球の王将」などに出演。

ひとりでも頑張ってやる! そんな気持ちが芽生えるかも

ーーソロデビューが決まった時の率直な心境はいかがでした?

素直にうれしかったです。去年ソロで開催した「Utautai」というライブを終えた時に、アルバムを作れたらいいな、ソロで活動させてもらえたらうれしいなと思っていたので。

ーーソロでの活動とグループでの活動、違いは感じていますか?

ちょっと感じますね。超特急タカシと松尾太陽というふたつの名義には、感覚的な違いもあります。僕はずっと一緒に活動してきた超特急のメンバーをすごく信頼していて、その反面、超特急に依存している自覚もあります。そして最近は、メンバーにめちゃくちゃ甘えているフシもあるなと思うようになりました。そんなこともあって、超特急タカシとしてソロ活動をすることもできたけど、松尾太陽として活動することにしたんです。そうすることで、「ひとりでも頑張ってやる!」という気持ちや闘争心が芽生えるかも知れないし、超特急とはまた違う路線でのボーカリストとして力や経験値を蓄えられるんじゃないかと思いました。そして、その経験から得たものを超特急に還元することが、グループをもっと大きくするきっかけにもなるのかなって思いました。

ーーミニアルバムのタイトルをソロライブと同じ「うたうたい」に決めた理由は?

ソロデビューをして初めての作品を残すに当たり、僕には「うたうたい」という言葉しかしっくり来なかったんです。僕の最初のスタートとして、これがいちばんふさわしいタイトルだなって。僕たちをずっと応援してきた人にとっては聞いたことがある言葉だし、「うたうたい」ってひとりのボーカルを表す言葉としてわかりやすい言葉じゃないかなって思いました。



初の作詞作曲に挑戦 「掌」は僕のことを歌った曲

ーー3曲目の「掌」は松尾さんご自身が作詞作曲を手掛けていらっしゃいますね。

はい。「掌」は去年のソロライブで初披露した曲で、今回ミニアルバムに収録するに当たり、ブラッシュアップしました。“作品”になるということで、もう1回見つめ直して、ゼロから歌詞を作り直したんです。曲に関しては自分で「こうしたい」というアイデアを出して、周りの方からいただいたアドバイスも参考にして作っていきました。

ーー歌詞も周りの方々にアドバイスをもらいながら作っていたんですか?

そもそもソロ活動やミニアルバムのお話は今年の初めには出ていたんですが、歌詞を作る時期は外出自粛期間に入っていました、なのでずっとひとりで考えましたね。

ーーそもそもどんな曲にしたいと思って作り始めたんですか?

昨年ライブで披露するにあたり、あくまでもイメージですがミディアムバラードを作りたいと思いました。ただミディアムバラードといってもいろんな曲調がありますよね。その中でもAメロから口ずさみやすくて、サビも聞き取りやすいものにしたいと思いました。基本的には僕の手紙みたいな気持ちを言葉にして歌っている、そんな感じで聞いてもらえる曲にしたいと。そのイメージの中から、だんだんと曲調が生まれていきました。

ーー歌詞のテーマは?

ザックリいうと僕のことを歌っています。学生の頃から超特急の活動をしていたので、週末は夜行バスに乗って大阪から東京に来て、日曜日になったら東京から大阪に帰ってそのまま学校に行く……そんな生活を3年間送りました。その時代にリンクする言葉も入っているし、「この先、自分はどうしよう?」と思っていたり、歩いているつもりだけど、まっすぐ進んでいる気がしない……そんな不安な気持ちを抱えている人も多いと思うんですね。そして今はこのような状況なので、動きたくても動けない、自由に羽ばたけないって感じている人もいると思うんです。そんなことを思っている人たちにこの1曲が、ほんのちょっとでも寄り添える曲になればいいなと思って、今の歌詞を書いていきました。

ーー歌詞を書くのは苦労しました?

何回も何回も改良を重ねて今の形になりました。最初はそんなに言葉を変えなかったんですが、「いやこれじゃダメだな」と思って、一回言葉を全部崩して、そこからもう一度言葉をはめていきました。自粛期間に入った4月から6月くらいまで考えていたので、約2か月掛けて書き上げました。

ーー苦労して自分で書いた曲は、作家の方に作っていただいた曲を歌うのとはまた違う感覚がありましたか?

思い入れがちょっと違うかも知れないです。もちろん1曲1曲、どの曲にも想いは込めているけど、自分で作詞作曲した曲は「掌」が初めてなので、多少力が入ってしまって……それは許して欲しいなと思います(笑)。

ーー自分で生み出したものだから、いつもよりちょっとだけ気合いが入ってしまうと。

どうしても入っちゃいますね。いつも100%の力が出せるように頑張っているけど……ちょっとだけ多めに入ってしまった、その気合いが伝わっちゃうかも知れないです(笑)。

ーーすべての楽曲のレコーディングを終えた瞬間、手応えはいかがでした?

1日1曲のペースで録っていたんですが、1曲1曲にめちゃめちゃ大きな手応えがありました。今までもそうでしたけど、僕は絶対に納得がいかない状態ではレコーディングを終わらせたくないんです。

ーー超特急のバックボーカルとして歌うときと、ソロで歌うときは意識は違いますか?

レコーディングに挑む気持ちは同じです。でも超特急のバックボーカルとしては、みんながいてこその超特急のタカシだと思っています。僕の考えとしてはメインダンサーが前に立って、後ろから支えるのがバックボーカル。それに対して松尾太陽の場合は、一シンガーとして頑張っていくという気持ちも込めているし、本名で歌うことそのものが自分の決意の現れでもあります。



今はスネなくなりました(笑)!

ーー「掌」の歌詞の中に「大人になっても」という歌詞がありますが、自分が大人になったと思う瞬間は?

簡単に言うとスネなくなった(笑)。メンバーの悪ノリみたいなものを昔は本気で捉えていじけていたので(笑)。でも今はそう思わなくなったし、思えばくだらないことでスネていたなって思います(笑)。

ーー今はみんなの悪ノリに乗っかります?」

最早、そういった状況を楽しむようになりました。特にメンバー全員でやるインスタライブとかは、その楽しんでいる感じが出ていると思います。最近は会う機会も少なかったから、メンバー揃うと楽しくて爆発するんですよね(笑)。

ーーそこは大人になっていない部分ですね。

全然なってない!(笑) みんなで集まると子供だなって思います。じゃあ大人って何だろうって哲学みたいな話になっちゃうけど、法律としては20歳になったら大人扱いじゃないですか。でも大人っぽく振る舞っていれば大人なのかと言われたらそういうわけでもないし、大人と言われる人でも実はめちゃくちゃ無邪気だったりすることもありますよね。後は大人の自覚があるかどうかも関係してくると思うし……その諸々を考えると、僕はまだまだ全然大人じゃないです。

『うたうたい』



大塚愛、堂島孝平など豪華クリエイターが楽曲を提供したデビュー作。現役大学生マルチアーティストVaundyが手掛けたリード曲「Sorrow」をはじめ、松尾太陽のボーカリストとしての魅力が詰まった1枚になっている。

撮影/千葉太一 取材・文/佐久間裕子

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