気持ちのいいセックスができない理由。セックスとは性=エロなのか?
気持ちよくないセックスはなぜ起こる?
23:08 飲み屋での会話
「私の彼氏、いきなり膣に指を入れてくるんだけど......」
親友のハナが、恋人の不満をポロリと吐いた。
私:「たしかに、私の恋人もAVみたいなセックスをしようとする。よかれと思ってるからやってるだろうし、タイミングを逃しちゃって言いづらいんだよね」
やっぱり同じ経験をする人は多いのだと実感。
ハナ:「けどさぁ、反応しないと相手が萎えちゃうかもしれないから、一応フリをすることが多いかも」
私も、過去に相手の力加減が強すぎて血が出たことがある。気持ちのいいSEXをするどころか、痛みに耐える拷問のひと時であった。
やはり、AVを教科書にしている男性と、それに感じているフリをしている女性は多い。これは明らかに性に関する正しい知識の欠落によるものだ。
セックスはそれほど簡単なものではない
「SEXって実は危険行為なのでは?」
そう思ったのはある性教育についての記事を読んだとき。
「日本では十分な性教育がされないがゆえに、セックスに関する正しい認識があまりにも少ない。センシティブな部分に触れることはそれなりの危険が伴うのにもかかわらず、AVを手本に真似してみたりすることで、相手に対するコミュニケーションが強引になってしまい不快にさせてしまうケースがある」
「性=エロだけではなく、性=生であることを理解するべき。相手の人権を尊重することが前提のセックスを行わなければ、一歩間違えると犯罪にもなり得る」
と書いてあった。私が経験したあの拷問セックスは、まさにこのことだ。
胸なら心臓に近いし、膣なら子宮に近い。腕や足とは違い、命に直接関わるセンシティブな部分なのだと。そして前戯含め、胸や膣を触るという行為はそれほど重みのあることなのだと。
28歳にもなって、今さら大事なことに気付き、恐ろしさを覚えた。そして仕事終わりのハナと合流し、そのことについて話した。
性をタブー視する唯一の動物、人間
ハナ:「やっぱり、セックスについて親とか友達とちゃんと話し合うことってないよね。サルとか犬って外で普通に交尾してて大胆って思ってたけど、セックスをタブー視する動物は人間くらいじゃない?」
私:「日常的にする行為なのにね。知識がないまま思春期に突入しちゃって、AVを教科書代わりにしてる人が多いのも納得できるわ」
ハナ:「気持ちのいいセックスって、性についてちゃんと話し合うことから始まるのかも。セックスは“性とエロ”だけじゃなくて、“人権”の話にもつながるよね」
セックスは、避妊、セクシュアルコンセント(性的同意)、生理……など、エロだけでは語りきれないところまでつながっている。
しかし、痴漢やレイプなどのコンテンツで溢れたAVを教科書とすることが当たり前な社会では、性をエロと結びつけることで犯罪との区別がつかなくなっている人もいる。
痴漢やレイプ加害者が「相手が拒否していなかったから」とか「嫌がっているようには見えなかった」と主張するのは、まさにこのせいなのだと感じた。
もはやSMプレイよりも危険なのでは?
私:「AVでよく見るSMプレイも、一般人が興味本位で手を出すと命に関わる危険性があるよね。お互いにSMが好きならいいけど、本当に安全なの?って思う」
ハナ:「プロとしてSMプレイをしてる人は、女王様と奴隷の間で“セーフティーワード”を決めてるらしいよ。その言葉を出したら、プレイ中でも中断する約束なんだって」
女王様は奴隷のフェチを聞き、お互いに同意できる内容でプレイを進める。奴隷からもプレイの要望とNGを伝え、セーフティーワードを決める。
支配する側とされる側の関係は一方的に見えるけど、お互いの気持ちいいを伝え、安全を確保した上で行為をしている。
そう考えると、性に関する認識が欠落している人によるノーマルなセックスの方がむしろ危険なのでは?SMプレイよりも危険だと言うのは大袈裟かもしれないが、それほどの危険度はある。
気持ちのいいセックスをするために
セックスに対しての不満を持つ人は多い。ただ、気持ちのいいセックスができないことを問題視している人は、どれだけいるだろう。
私はそれどころか、相手に合わせることもあったし、多少の痛みは我慢していた......。
だが、セックスとは性=エロだけでなく、一歩間違えると命に関わることであるのだ。
本当に気持ちのいいセックスは、お互いが性についてオープンに語り、正しい認識と思いやりを持ったうえで行うべきである。
決して、一方的な快感であるべきではない。
今夜は恋人に、自分の“気持ちいい”を伝えてみよう。
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