No.10「責任パス女子」を分析！

CULTURE2015/08/17

みなさんは会話を結論まで言い切っていますか？　最近は、最後まで言い切らない人も多いみたいで…(←今回の発酵はコレ！)なぜ最後まで言い切らないのか？？　それは、気が付かないうちに内部発酵してしまっているからなのかも…。今回はそんな無自覚の発酵女子を分析してみましょう。

一見普通に見える女子も、実はいろんなコンプレックスやプライドを持って生きています(よね？)。そのプライドの高さ故…コンプレックスの大きさ故…ちょっと「なによコイツ！」と思われるような方向に発酵してしまったのがここで紹介する女子たち。実は結構周りにいるのかも…？

　発酵女子とは？　

【ある特定の人物や周囲からよく見られたいという願望をうまく表に出せず、考え倦ねている間にそれを自らの中で消化できずに発酵させてしまった女子のこと。ストレートな感情表現を苦手とし、周囲にむけて屈折した何らかの自己アピールを送り続ける。または、一周してドストレート発言をしてしまうことも。発酵してしまうタイミングは人によって異なるが、自分に強いコンプレックスを持っていたり、理想が高い場合が多い】

そんな発酵女子の発酵菌を明らかにし、解決していくこのコーナー

DJあおいさん（以下：あ）

「さあ今回も発酵女子を分析していくわよ」

イラストレーター　ツボユリ（以下：ツ）

「よろしくお願いします！」

※今回も研究者気取りでお送りしていきます

いるいる～！このタイプは「だったんですけど…」や「みたいで…」といったように話を最後まで言い切らないタイプ。話を完結させないことで相手に上手くパスを出しています。しかし！世渡り上手の知能犯にみえて、実は内部発酵しているのかも…？

あ「完結させない…よくいえばコミュニケーション能力が高いとも言えるわよね」

ツ「でも、なんか小狡い感じがしません？最後を相手に任せる感じが」

あ「責任転嫁してるわよね。”じゃあ、あとはよろしくお願いします～”って感じ。中途半端に頭がいいから、自分は安全圏にいて周りを操作してんのよね」

ツ「こいつ…操作型か」

あ「実はこういうタイプって自分じゃ気がついてないけど結構いるのよ。前置きで導き出される答えなんか１つなのに決定権を相手に委ねる…」

ツ「ズルいなぁ、最後まで言えよ！」

あ「最後まで言ったら何かあったときに責任を取るのが自分になるから嫌なのよ。今の時代、こんな風に影に隠れて相手を操作してるやつウジャウジャいるのよね」

ツ「キモイ世の中ですね」

あ「目立たないようにしてるから一見わからないけどね。でも普通の人だってそう。１度味を占めたら最後、みんなもう二度と最後まで喋らなくなるのよ…」

ツ「なんとまぁ感染しやすい菌なんでしょう…」

あ「ジワジワ、ジメジメと感染していく菌なのよ…そして全員がメガネをかけ出す…」

ツ「メ、メガネ!?」

ツ「こういうタイプって本当に相手を信じて仲良くなったり出来るんですかね？」

あ「尊敬している人がいたとしても、その人はもうこの世にいないよね。全てのものや人を見下してるから、偉人レベルじゃないと尊敬しないのよ。周囲と仲良くなれないんじゃなくて自ら拒否してるからさ」

ツ「っかー！　ムカつく！　絶対これ周囲の上下関係とかメモってますよね！　人によって態度コロコロ変えそうだし！」

あ「知能犯だからね。そして自分は１番安全なところからパスだけだして、そのパスに周囲がどう対応するのかみてるっていうスタンスだからね」

ツ「嫌な感じですね。理屈っぽそうだし話が長そう」

あ「高学歴に多いタイプなのよ…自分でシュートしないことで、もし何か失敗したときに相手のせいにできるから１番楽なポジションなのよね」

ツ「はぁ…そうやって軽くスイスイ生きてる感じイラッとしますな」

あ「そう？　このタイプ、得してるようにみえて、実はそんなに得してないかもよ」

ツ「どういうことですか？」

あ「ヒントは、メガネよ」

ツ「ま、また出た…何なんだそのキーワード！！」

～今回の助言～

あ「迷える”責任パス女子”のみなさん、あなたを救うのはズバリ”人を色眼鏡でみないこと”よ。最初っから相手を見下して入るのはやめなさい。もっと現実社会と本気で触れ合うこと！　そろそろ頭で考える前に行動しないと本当につまらない大人になるわよ。机で考えた結果と、実際に行動して起こる結果は必ずしも一緒ではないからね。結局正しい正しくないに限らず、人って行動力のある人についていくものなんだから。」